職業倫理を考える―保健・医療・介護・福祉系専門職の職業倫理を学ぶ人のために―

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あらすじ/作品情報

【内容紹介】 昨今、高齢化社会の到来と保健医療福祉サービスが拡大・多様化している。それに伴い、保健医療介護福祉の業務に従事している人・これからその分野で働こうと考えている人も増えている。多様化するニーズに対応していくためには、それぞれの業務・従事者が連携・協力していくことが不可欠である。 その際に必要不可欠なのが、対象となる人といかに向き合えばよいのかという、専門職としての職業倫理である。専門職として為さねばならないこと、してはいけないことを常に考えて実行しなければならない。それは大変難しく、困難であることが容易に予測される行為である。 しかしながら同じような悩み・問題を多くの人が抱えている。また多くの先人たちも、同様の悩みに対して思索を重ねてきた。本書はその歴史を振り返りながら、多くの事例を元に思索を試みている。これから読者が直面する事態に対応する際に、この本がささやかながらも一助になることを願って執筆された。【著者紹介】編著:山野 克明(やまの かつあき)熊本保健科学大学 保健科学部リハビリテーション学科教授著:大塚 文(おおつか あや)広島文化学園大学 人間健康学部スポーツ健康福祉学科教授大橋 妙子(おおはし たえこ)熊本機能病院総合リハビリテーション部課長補佐坂本 淑江(さかもと よしえ)熊本保健科学大学 保健科学部看護学科講師佐々木 千穂(ささき ちほ)熊本保健科学大学 保健科学部リハビリテーション学科教授藤井 可(ふじい たか)熊本市 総務局 行政管理部労務厚生課医療参事益永 佳予子(ますなが かよこ)株式会社ファーマダイワ介護事業部部長【目次】第1章 保健医療介護福祉専門職の職業倫理1.1 専門職と職業倫理1.2 専門職の基盤となる法の理念1.3 専門職の資格と法1.4 守秘義務と個人情報保護1.5 専門職と倫理綱領1.6 我が国における保健医療介護福祉専門職の倫理綱領と倫理指針1.7 チーム医療と職業倫理第2章 ソーシャルワーカー(社会福祉士)の職業倫理2.1 ソーシャルワーカーとはいかなる仕事か2.2 ソーシャルワーカーの職業倫理2.3 SWが経験する職業倫理的問題第3章 介護支援専門員(ケアマネジャー)の職業倫理3.1 介護支援専門員とはいかなる職業か3.2 介護支援専門員の職業倫理3.3 介護支援専門員が経験する職業倫理問題第4章 医師の職業倫理4.1 医師とはいかなる職業か4.2 医師の職業倫理4.3 医師が経験する職業倫理的問題(事例を含めて)第5章 看護師の職業倫理5.1 看護師とはいかなる職業か5.2 看護師の職業倫理5.3 看護師が経験する職業倫理問題第6章 言語聴覚士の職業倫理6.1 言語聴覚士とはいかなる職業か6.2 言語聴覚士の職業倫理6.3 言語聴覚士が経験する職業倫理的問題(事例を含めて)第7章 理学療法士の職業倫理7.1 理学療法士とはいかなる職業か7.2 理学療法士の職業倫理7.3 理学療法士が経験する職業倫理的問題(事例を含めて)第8章 作業療法士の職業倫理8.1 作業療法士とはいかなる職業か8.2 作業療法士の職業倫理8.3 作業療法士が経験する職業倫理的問題第9章  保健医療介護福祉専門職における職業倫理教育のこれから―卒前教育に焦点を当てて-9.1 なぜ専門職には職業倫理教育が必要か9.2 保健医療介護福祉専門職における職業倫理教育の歴史9.3 現在の学生が有する規範意識9.4 専門職を目指す学生の規範意識と専門職養成教育9.5 卒前教育における職業倫理教育の重要性9.6 職業倫理教育の内容はいかなるものであるべきか9.7 職業倫理教育における隠れたカリキュラム9.8 職業倫理教育と自己調整学習9.9 実習における職業倫理教育

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